FC2ブログ
CalendArchive

プロフィール

SSK団
「わがSSK団はこの世のハルキョンを 広く募集しています」

猪&ざぶとん

Author:猪&ざぶとん
ハルキョンハル萌えの管理人のとめどない日記。
妄想は他所に落とすせいか、こちらではおとなしめです。
某所に投下したSSの直しとか置いてます。

最近の記事

カテゴリー

最近のコメント

リンク

 

ブログ内検索

RSSフィード


月別アーカイブ

11  10  05  02  07  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  07 

FC2カウンター

ABOUT

管理人・猪ざぶとん
SSと日記がメインのハルキョン妄想サイト。ハルキョン夫婦を絶賛信仰中。
リンク・アンリンクフリー

世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒとキョンの団  ハルキョン同盟     

時間ねぇー

 



メルフォはこちら

空飛ぶざぶとん
ハルキョンハルを愛で続ける妄想人のサイト 日記中心
SS 初詣 
2008/01/01 【Tue】 00:43
CATEGORY【SS】
そういや初詣なんてここ数年行ってません。

では初詣で書きなぐりSS↓からどうぞ。
 今日、俺とハルヒは2人で初詣に来ている。
 さすがに人が多く、油断するとあっという間に流されてしまいそうで、ハルヒと手をしっかりと繋いでいるのはあくまでもはぐれて迷子になったりしないためであり、その他の意味はない。断じてないぞ。
 それにコイツは放っておくとどこに行くか分からないからな。これも雑用係の仕事というか、義務みたいなもんなのさ。
「ほらほら早くっ。一年の抱負を願いに行くわよ!」
 ハルヒは手を繋ぎながら器用に俺の腕をガッチリと固定し、どんどんと引っ張っていく。
 まあ落ち着けよ。こんなに人が居るんじゃそうそう素早く動けんのだ。そもそも手を繋いでる状態じゃスイスイというわけにも行かないぜ。
 ……中心部に向かうとさらに混んできた。これでは益々ハルヒと俺の体が密着せざるを得ない。いやぁ困ったな。腕になんか柔らかいものが当たってるが、不可抗力ってやつだ。
 言い忘れていたが俺は普段着、ハルヒは振袖姿だ。
 ハルヒの振袖姿はそれはもう大変似合っていて、いささか気が気でない自分に気づく。
 この姿は他の連中には見せられん。いや見せたくない。
 と、またもやハルヒの胸が俺の二の腕に当たる。……さっき見たときも感じたが、妙にカラダのラインがはっきりと見える。
 それにこの俺の腕に当たる感触──あ~やわらかいなぁ──いやまさかな。なんだかハルヒのやつ、必要以上に俺に引っ付いているような気がする。
 ハルヒは羞恥心こそ常人より足りないが、恥知らずではない。しかしこの女の子特有のやわらかさ……。
 イカン! 何をドギマギしてるんだ。相手はハルヒだぞ。
 などと俺が煩悶していることなどお構いなしに、ハルヒは俺の手を引いて我が物顔で前進していく。
「そんなに引っ張るな。急いだって御利益が逃げるわけじゃないぞ」
「あのねぇ、神さまってのは偏屈って相場が決まってるの。のろのろしてたら叶う願いも叶わないわ」
 神さまモドキのお前が言うと妙に説得力があるような気がするよ。
 
 そんな感じで、気がつくと賽銭箱の前だ。さて柏手を打ち、最後にもう1回おじきをする。
 しかし特に願うことも無いんだよな。抱負といっても、それこそ今年の健康を願うくらいか。
 ふと隣のハルヒを見ると、なにやら真剣な面持ちで何事か呟いている。
 頼むから当たり障りのない願いにしておいてくれよ。お前のために走り回るのは俺なんだからな。
 俺は顔だけを前に向け、目線だけでハルヒを見ながら新たに願いを唱えだした。
『家内安全・無病息災』
 せめて俺の身近な人間の安全くらい守ってくれ。偏屈な神さまさんよ。
 
 帰り道、俺はハルヒが何を願ったのか聞いてみた。コイツらしからぬ、しおらしさだったからな。
 だがハルヒは上目使いでニンマリとすると、
「分かってないわね、キョン。願い事ってのはね、簡単に人に教えちゃいけないの」
 気になる? といった風情でハルヒは言う。
 願いっていうか、単に今年の抱負を聞きたかっただけなんだが。ま、ハルヒらしいというか。こいつのことだ。簡単に話しちゃ勿体無いとか思ってるんだろうな。
 俺が隣でうんうん頷いていると、
「……それにもう叶ってるみたいなもんだし」ボソッとハルヒが呟いた。
「なんだって?」
 よく聞こえなかったぞ。
「いいの!」ハルヒは俺の手を離して走り出す。
「待てよ!」俺はハルヒを追いかける。
 まったくいちいち落ち着かないやつだよ、コイツは。
「ハルヒ!」
俺はハルヒの手を掴む。逃がさないようにしっかりと。
 ハルヒはむ、とした顔でこちらを向く。少し言いよどみながらも、だがすぐにその表情を輝かせた。
「特別に教えてあげるわ。あたしの願いはね、『来年も……皆と楽しく過ごせますように!』よ」
 
胸を反らしながら文句ある? とばかりに宣言した。
まったく素直じゃないね。いや、それは俺の方なのかもな……。
なので俺はこう言った。ハルヒの目をまっすぐ見つめながら、
 
「今年もよろしくな、ハルヒ」
 
 
おしまい。

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


AX